

製作:ルキノ・ヴィスコンティ
原作:トーマス・マン
出演: ダーク・ボガード
ビョルン・アンドレセン
シルヴァーナ・マンガーノ
マーク・バーンズ他
ドイツの高名な老作曲家アッシェンバッハが、静養の為に赴いたベニスで完璧な美を体現したような美少年タジオに出会い、心を奪われてしまったことから始まる物語。
身の破滅を感じても決して抗えない感情に取り憑かれた彼の末路は、不幸であったのか
それとも幸福であったのか。
原題「30 MINUTES OR LESS」の邦題(ピザボーイ 史上最凶のご注文)があまりにもバカ過ぎて、旦那に教えようと情報を漁っていたら「ベニスに死す」のニュープリント版が
10月から上映されるという情報にひっかかり、タジオ役のビョルン・アンドレセンがめっちゃ好みだったためわざわざ前売り券を買って観に行って参りました。
いやいや、本当に彼は美しかったです。はい。
あんな造形の人間が本当に存在しちゃうんですね。
映画の感想なんですが
あたしの正直な感想は「美少年に心奪われたおっさんのストーキング映画じゃん」
でした(苦笑)
ベニスの風景や劇中に流れる「交響曲第5番嬰ハ短調~第4楽章(アダージェット)」など
見所・聴き所はたくさんあるのでしょうが、どうしてもタジオの美しさばかり
目で追ってしまい、あまり深く内容を理解してなかったかも(汗)
いやいや、あたしはタジオを観に行ったのだからこれはこれでいいのだと思いたい。
しかし、旦那はあたしよりも話の内容を楽しんでおりました。
やっぱ主人公が男性で、同性である美しい少年に心を奪われるというシチュエーションをリアルに想像できるからでしょうか。
原作の小説とはちょっと設定が違っているようなので、きちんと理解したければ原作も読んでおくべきなのかな。
ちょうどニュープリント版の公開を機にタジオが表紙の原作も刊行されたことですし。
ブルーレイが発売されるかどうかはまだわからないけど、もし出たらビョルン・アンドレセン目当てにきっとポチってしまうことでしょう(笑)
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